インターネットという言葉が聞かれるようになって久しいですが、
最近は、高校生がスマホをいじっているのを、よく見かけるようになりました。
スマホはインターネットに接続できる電子機器なので、
情報にアクセスするだけではなく、
動画を視聴したり、インターネット回線を利用し、電話することもできます。
内閣府から発表されている、平成22年から25年度の実態調査の資料から、
その実態をわかりやすく、説明しますね。
携帯電話・スマートフォンの所有状況は?
子供向け携帯電話・スマートフォンの所有状況を合算すると、
なんと、ほとんどのお子さんが、所有しています。
スマホは8割です。少数ですが、子供向け携帯電話や携帯電話を所有しているお子さんもいます。
地域性もあると思いますが、普及していることがうかがえますね。
22年度からの変化を見ると、なんと、4年で携帯電話の所有率とスマホの所有率がひっくりかえっています。
22年度、スマホは、なんと1割以下のお子さんしか所有していませんでした。
24年度から半分以上にふくれあがっているので、
ここ数年で、携帯電話からスマホへ所持率が変化していったことがわかります。
内閣府の調査には金額についての情報はありませんが、
これは、総じて、電話料金(インターネット使用料金ともいえますね)の
金額も上がっていることでしょうね。
スマートフォンからの無線LAN 回線の利用状況は?
6割程度のお子さんが、スマートフォンを利用する際に
無線LANを使用しています。
携帯電話キャリアでのインターネット接続に関して、
少ない金額でまたは無料で、wi-fi接続ができるようになったことも
あると思うのですが、私はびっくりしました。
それだけ、音楽や動画を頻繁に利用している証明にもなりますね。
ただ、全体的な金額はかけ放題という、通話料金が固定で
どこにかけても無料というサービスも出てきたので(条件あり)、
合計すると、高額に変化してきていると思います。
スマートフォンからインターネットにアクセスして、
主に何をしているの?
携帯電話・スマートフォンからインターネットを利用している割合は、
8割をこえ、お子さんにとって、
携帯電話・スマートフォンからインターネットをすることは、
当たり前になっています。
主な利用内容は、メール、調べ物が多く、音楽や動画の閲覧、
SNSやチャットでのコミュニーケーションが続きます。
スマートフォンでインターネットを
1日あたりどのくらい使っているの?
なんと、約4割が2時間以上利用しています。
高校生は勉強しなくていいの?
と思ってしまったのは私だけでしょうか?_
スマートフォンでフィルタリングはどのくらい利用されている?
フィルタリングを利用している割合は、携帯電話だと6割なのに対し、
スマホでは4割強です。
スマホでのフィルタリングはまだ認知が進んでいないということでしょうか。
インターネットでのフィルタリングって何?
インターネットでのフィルタリングとは、アクセスしたページを見ることができないようにする、
必要ない情報から遮断するといった、さ意図をもって、
条件をつけて情報を制限したり、分類することです。
要は、お子さんを教育上よくない情報から守るための道具です。
広告などのURLを遮断するサービスがあります。
でも、フィルタリングは万能ではありません。
機械的に、これはよい情報、悪い情報と判断するのは難しいためです。
高校生のお子さんともなると、お小遣いで課金制のゲームをしたり、
場合によってはスマホから本など購入することもあると思います。
誘惑は、できるだけ目に入らないようにすることは大切だと思われます。
家族の間で、インターネットの使い方について約束事はありますか?
お子さんと、ご家族との間の認識に少しずれがあるようです。
お子さんの認識は5割ほど、ご家族はさ6割。
ご家族は約束したと思っていても、
お子さんは、自分の行動が制約されるのが嫌で、
約束したと思いたくないのかもしれませんね。
まとめ
高校生のスマホの普及率について、
いかがでしたでしょうか?
ほとんどのお子さんがスマホを持っており、
1つの電子機器で、遠くの人と、タイムリーにやりとりしたり、
音楽を聴いたり、買い物したり、ご両親の高校時代からは想像できないですよね。
また、お子さん達の人間関係が、インターネットによって
見えにくくなったのも確かです。
昔は見えていたのに見えなくなっているのは、不安ですよね。
インターネットから得られる情報の取捨選択は、
高校生は大人に近づいているとはいえ、ご両親の気配りは重要だと思います。
すでに気を配っていらっしゃる方々も多いことでしょう。
しかし、今よりも複雑なトラブルに結びつく可能性を秘めているともいえます。
今後の状況には目が離せませんね。
参考になれば幸いです。