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中学校に入ったら、新入生歓迎会で吹奏楽部の演奏を聴いたのが
きっかけで、吹奏楽部に入ったお子さんいらっしゃると思います。

吹奏楽部は、数ある、部活動の中でも、特に、花形だと思います。

でも、学校によっては、その時の、楽器編成の人数バランスによって、
お子さんが希望の楽器担当になれないこともあります。
運良く、希望通りにクラリネットになったけれど、
楽器を買わないといけない!
ご両親からしたら、名前は知っているけど、
どんな楽器なのか?どんな音がするの?とあたふたされていることでしょう。

クラリネットは、メロディを奏でることが多く、
人気の楽器の一つです。
でも、役割はそれだけではありません。

吹奏楽でのクラリネットの役割や魅力を、わかりやすくお伝えします。

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クラリネットその特徴は?

クラリネットは、木管楽器に属し、リードという葦(アシ)の茎を乾燥させ、
薄く小さく切った板をマウスピースに取り付けて、
演奏する縦笛です。
マウスピースは、楽器の先端の、
演奏者の口につける部品のことです。

指使いは、縦笛と似ていますが、キイという遠くにある
孔(あな)を操作するための仕組みを使うので、
少し複雑になります。見た目も、縦笛にはほど遠いですね。

高音域から低音域まで、11種類があります。
吹奏楽で主に使うのは、E♭クラリネット、B♭クラリネット、
B♭バスクラリネットの3種類です。
B♭クラリネットで長さが70センチ、重さは1キロ弱です。
意外と重いですね。
吹奏楽では、クラリネットのメンバーは10人以上おり、中でも大半がB♭クラリネットです。
基本的には、E♭クラリネットは1人、B♭クラリネットも1人で受け持ちます。

音色、役割や魅力は?

音色は、高音は華やか丸い音、低音は太く、暗くて豊かな音が出ます。
切れめのない滑らかな演奏が得意で、表現力に秀でた楽器です。
金管楽器にはない柔らかさが素敵ですよ。

 
吹奏楽のクラリネットは3パートに分かれます。
(B♭バスクラリネットは低音なので、全く違う動きで演奏します)
1番がメロディ、2、3番が支えになり、
それぞれの音が絡み合って、美しいハーモニーを作り出します。
そんなこともあれば、高音で、一糸乱れず、細かいパッセージをひたすら刻み
私の勝手なイメージですが、どこを切っても同じ模様が出る、
金太郎飴のような・・・・。(すみません)

音域は?

音域は、B♭クラリネットの場合ですと、ピアノの鍵盤の真ん中の
ドの1オクターブほど下から鍵盤1番右側のドから1オクターブしたまでです。
かなり広い音域ですね。
図を参照ください。

クラリネットは移調楽器といって、楽譜に記されている音と、
実際に演奏する音が違います。
楽譜になれれば、気にならなくなりますが、絶対音感がある人は大変でしょう。

材質は?

材質は、プラスティックのものもありますが、グラナディラという
黒く硬い木を使っています。

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値段は?

新品で7万円~20万円以上します。
中古だと、状態により金額が変わってきます。
所属した吹奏楽部のレベルによっては、
15万以上するものを勧められることもあるかと思います。
お子さんが、これからいつまでクラリネットを続けるのか、
中学生でやめてしまうのか、社会人になっても続けるのか
先の話で、そんなことは決められないよ!と言われそうですが、
じっくり相談して購入されることをおすすめします。
ネットで4万円以下のクラリネットを見かけることがありますが、
クラリネットの形をした粗悪品なので、購入はおすすめしません。

クラリネットは木でできていますので、個体差があります。
購入される場合は、試し吹き(試奏といいます)を必ずしましょう。
また、楽器店の店員さんに相談もいいですが、
もし可能であれば、専門的知識のある人と(プロや音大生など)
一緒に楽器店に行き、吹いてもらって選んでもらうことをおすすめします。

どんな子が向いている?

吹奏楽でのクラリネットはメロディだけではなく、
細かいパッセージを担当することも多いです。
目立ちたがりでもあるけど、世話好きな人に
向いているのではないでしょうか?
編成の中では、同じ楽器担当のお子さんが
1番多いパートでもあり、女子の割合も多いです。
グループで行動するのが好きなお子さんにも向いていると思います。

よく、唇の形や歯並びで、向き不向きを決められてしまうことがあります。
しかし、結局は練習を重ねれば、解決できることがほとんどです。
プロを目指すとなると話は全く変わってきますが。

お子さんが、クラリネットが吹きたい、
好きだという気持ちが一番大切だと思います。

まとめ

クラリネットは吹奏楽の中でも、一番耳になじみやすい音域で、
メロディを奏でることの多い楽器です。
楽器の値段も、他の楽器に比べ、
お手頃で、親しみやすい楽器なので、
部活動をきっかけにお子さん、お母さん一緒に始めてみるのはいかがでしょうか?

参考になれば幸いです。

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