sponsored links

中学校に入ったら、部活動が楽しみなお子さんも多いことと思います。

特に、吹奏楽部は、数ある、部活動の中でも花形だと思います。

でも、学校によっては、楽器を購入しなければならなかったり、
その時の、楽器の人数バランスによっては、
お子さんが希望の楽器担当になれず、
全く興味のないチューバ担当になった、どうしよう・・・
学校に楽器は備品としてあるようだけど、
ほかの楽器みたいに買わないといけないものあるのかな?
という話を聞くことがあります。

メロディを奏でないチューバのような楽器は、
中学生からすれば、おもしろくないですよね。

でも、どんな楽器にも役割はあって、魅力があります。

吹奏楽でのチューバの役割や魅力を、わかりやすくお伝えします。

sponsored links

チューバの歴史

チューバは、トランペット等のほかの楽器よりも歴史が浅く、
19世紀初頭に、ドイツ人の軍楽隊長と
楽器制作者により、開発されました。

「チューバ」という単語はラテン語で、「管」を意味し、
もともとは、管楽器全般を指す単語でした。

低音楽器ということで、「バス・チューバ」と名付けられました。

チューバの役割って何?

吹奏楽では、高い音から低い音までさまざまな音域を持つ、
たくさんの種類の楽器が活躍しています。

チューバはその中で、金管楽器として
最も低い音を担当し、全体を支える、
とても重要な役割
を担っています。

チューバの特徴、仕組みは?

チューバは、ほかの楽器と比較すると、
とにかく大きくて、重たいです。

高さは1Mほどですが、重さは10キロ前後あります。

ですので、中学校ではチューバは備品として扱われて、
自分で購入することは、まずありません。

椅子に座り、楽器を両膝ではさむようにして、支えながら
マウスピースという取り外しできる、
金属でできた吹き口から息を吹き込み、音を出します。

音階は、ピストンまたはロータリーを右手で押さえて、
息を吹き込む管の長さを変化させ、演奏します。

チューバはマウスピースも大きいので、
お子さんによっては、口がすっぽり隠れてしまうでしょう。

低い音を出すために、マウスピースから、
音が発せられる、ベルまでの長さが10M近くあります。
たくさんの息を使います。
でも、普通に肺活量があれば、誰でも吹けますよ!
楽器の各名称、息が楽器を通っていく様子は下記を参考ください。

http://www.yamaha.co.jp/plus/tuba/?ln=ja&cn=11403&pg=2

yamaha楽器解体全書のサイトより引用

中学生だと楽器を支えにくい場合もあるので、
楽器をスタンドの上に置いて、演奏する場合もあります。

チューバはどんな音がするの?

チューバの音は、ピアノの鍵盤で言うと、
左側の3分の1を受け持っています。
低い音なので認識しにくいですが、意外と、音域は広いです。

sponsored links

柔らかく、包み込まれるような優しい音が出ますが、
とても低い音のため、生演奏以外だと聴き取りにくいです。
動画サイトでたくさんの演奏がアップされていますが、
本来の音は、もっと素敵です。
下記動画はあくまで参考にどうぞ。

youtubeより

チューバの種類は?

音域によって、F管、Es管、C管、B♭管の4種類にわかれます。
中学校では、B♭管が備品としてあることがほとんどです。

B♭というのは音階の呼び名のことで、
ドレミでいうとシの♭(フラット)のことです。
なぜ、B♭管と呼ぶのかというと、楽器のピストンを押さえない状態で
音を出したときに、シのフラットの音がするからです。

C管だと、ドの音がでます。

また、マーチング用にスーザフォンという楽器もあります。

チューバの魅力は?

伴奏ですと言われると、つまらないと思う方もいらっしゃると思います。

でも、伴奏がないと、メロディは引き立ちません。

マーチのようなリズムやテンポが重要視される曲ですと、
伴奏は本当に大切です。
伴奏が、テンポを維持できないと、メロディは演奏しにくいからです。

指揮者の先生が、全体をコントロールはしますが、
生徒が楽譜にかじりついてしまったり、盛り上がりすぎたりすると
それぞれが周りの音を聴けなくなり、
バランスを欠いてしまうことが多々あります。
その時に、伴奏はどうしているかというと、
冷静に自分に任された譜面を、
正確に吹くように心がけています。
ということは、伴奏は演奏全体をコントロールできちゃう時があるのです。

それって、楽しくないですか?
陰の支配者みたいですよね。
(そう思うのは私だけですかね)
「縁の下の力持ち」とよく表現されますが、
私は、チューバは全体の演奏を見渡せる、
「陰の支配者」になれる、とても素敵な楽器だと思っています。

お子さんがチューバ担当になっても、
決して、はずれくじひいた、つまらない楽器になってしまった
と思わないでくださいね。

参考にしていただけますと、幸いです。

sponsored links
ブログランキングに参加しています。 バナーをポチっと応援していただけるとうれしいです♪
人気ブログランキング