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吹奏楽で使われている楽器はたくさんあります。
メロディを担っている楽器の中に、オーボエがあります。

でも、自分のパートの周りの楽器しか、音色などの特徴がわからない人も多いのではないでしょうか?

そもそも、興味がない? そんなあなたに、私がご案内します。
私は、低音なので、ごく最近まで、メロディや、高音に興味が全くありませんでした。

でも、演奏する上で、他のパートの音を聴けないと、独りよがりな演奏になりがちです。
(というか演奏になると思います)
それに気がついてから、意識して、自分以外のパートの音を聞くようにしています。

それではどうぞ!!

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オーボエとは?歴史は?

オーボエは、メロディ、中高音を担当する楽器です。
フルートほど高い音は出ません。低音域で小さな音を出すのが苦手ですが、中音域は、まるで人が歌っているかのような音色です。
哀愁を帯びた音色も得意で、甘くて切ない感じが、キューンとします。
そんな音が好きな人も多いのではないでしょうか。

吹奏楽の編成の中では、人数が少ない楽器です。
1〜2人ぐらいで、場合によって、コールアングレと持ち替えて演奏する場合もあります。

木管楽器の一種です。クラリネットと同じ材質で、グラナディラという管の長さは、フルートとほぼ同じで、70センチぐらいです。
上から下へ太くなっていく円錐型(えんすいけい)の楽器です。
本体は上部管・下部管・ベルの3つに分解することができます。

薄く削って合わせた2枚の葦のリードを唇ではさみ、その間に息を吹き込んで振動させることで、音を出します。
草笛やストローの先を潰して、音を出すのと同じ原理です。

振動させることによって、出た音を、指やキーを使って、楽器本体の複数の穴を押さえたりすることで音程作り、演奏します。
移調楽器ではありません(C管)。
ド(C)の音を吹くと、同じド(C)の音がします。

歴史は?

明確に、いつ発明された!とはわかっていません。
17世紀の中頃にフランスでオーボエの原型になる楽器が作られたと言われています。
ダブルリードの管楽器は、それ以前にもヨーロッパであったようです。
中世からルネッサンス期に使われていたショームという楽器も、オーボエの先祖といえます。

オーボエHautboisという名前は、フランス語です。
高い音、大きな木
英語やイタリア語のoboe、ドイツ語のOboe、Hoboeなど、他の言語でもこのフランス語の呼び方が基になっています。

なぜ、世界一難しいと言われているのか?

オーボエは、演奏のむずかしい楽器として、ギネスブックに乗っています。
楽器に吹き込む息の量が少ない上、リードに高い圧力をかけないといけません。
常に、体内に(口の中?)に余分な空気がある状態になります。

リードと楽器本体、共に、調整が難しく、ちょっとしたことで、演奏にとても影響が出ます。

以上が、難しいと言われているゆえんです。

おおらかな人でも、神経質な人間になってしまいそうですね。
低音とは全く性質が違いますねえ。
そもそも、金管楽器は、同じ運指で、違う音を出しますし。

吹奏楽での役割は?

吹奏楽での役割はズバリ、メロディです。
でも、トランペットのような、きらびやかで華やかな感じではありません。

賑やかな演奏が、シンとなった次の瞬間、オーボエの切ないメロディがというパターンが多いですよね。
色々な種類の音色が出せて、表現力が豊かな楽器です。

こんな曲とか
千と千尋の神隠しから

オーボエメインの曲ももちろんありますよ。
W.A.モーツァルト / オーボエ協奏曲 ハ長調 K314

もともとはチャルメラを原型とした楽器です。
チャルメラはこんな楽器。形がよく似ています。

どんな音?

オーボエは、官能的で美しく、しかし、哀愁を帯びたメロディが得意です。
鼻にかかったような、牧歌的な暖かい音ですよね。
女性の声にも近いと言われています。
しかし、強く吹くとトランペットに似た力強く通る音がします。

主に高音域を担当します。

これだけ見ても、わからないですよね。
ピアノの右手と思えばいいですといっても、ピアノをやったことがなければわからないですね。

主な楽器のの音域表
で見ると、わかりやすいですね。

バロック時代からオーケストラのど真ん中、花形で大活躍している楽器です。
吹奏楽でも、その立場は一緒です。
編成によりますが、1〜2人であることが多いです。

オーボエの奏でる音色は女性の美しい声に最も近く、哀愁のある音色は常に旋律を担当し歌謡曲や演歌の間奏としても頻繁に使われています。
しかし、チャルメラの仲間でもあります。
チャルメラはこんな音がします。

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どんな種類があるの?

オーボエは、4種類の楽器があります。

オーボエ

オーボエは、ここまで、長々つらつら、ご案内してきました。
あえて、この曲を。

どんな楽器で、演奏してもかっこいいと思うのは私だけですかね。

オーボエダモーレ

オーボエダモーレは、コールアングレよりも、少しだけ小さいですね。

イングリッシュホルン(コールアングレ)

イングリッシュホルンは、F管で、オーボエよりも5度音が低いです。
F管はファの音を基準としている楽器です。
オーボエはC管でドの音を基準にしています。

なぜ音が低いのかというと、楽器の長さと、楽器の中の断面積が違うからです。
低くするためには、楽器を長くして、楽器の中の断面積を広くします。
要するに、でかいってこと?と思うかもしれませんが、そうとも言い切れないようです。

有名な曲はこちら
ドボルザークの交響曲第9番2楽章です

バリトンオーボエ(バスオーボエ)

バスオーボエと言えば、惑星の土星。
この前、惑星を聴いたのに、見逃していました。。。

おまけ

これは、楽器の違いがわかりやすいですね。

どんな人が向いている?

他の楽器と比較して、楽器の仕組みが繊細なので、丁寧な人が向いているのではないでしょうか?

音も繊細だし。

あまりにおおらかに楽器や、音を扱う人には向いていない気がします。
それが、演奏にいい方向に現れるならば、それは素敵なことかもしれません。

私は、ガサツなの!というあなた。
結局は、心持ちなので、ガサツでも関係ありません。
ただ、丁寧で神経質な人(あ、言っちゃった)と比べると、差があるので、気を付けましょう♪

しかし、繊細な楽器から、大らかだったり、パワフルなイメージがする音が出るのは、私はいいことだと思うんですよね。
結局は、本人の努力次第です。

しかししかし、もともとの体格や肺活量、手の大きさ、音に対する感覚など、さまざまな要素で向き不向きはあると思います。
自分の努力でどうにかなることとそうではないことはあると思います。

まとめ

吹奏楽での、オーボエの役割とは?
いかがでしたでしょうか?

オーボエとは
木管楽器の仲間
演奏が難しいことでギネスブックに載っている
ダブルリード リードを2枚合わせて演奏
吹奏楽の編成の中では、メロディを担当することが多い
高音域(フルートよりは低い)
オーボエの仲間は4種類

オーボエは、他の楽器と比較すると、楽器本体の値段が決して安くはありません。
強豪校ならともかく、学校の吹奏楽部に備品としてあることは珍しいかもしれません。
もし、やりたくなったら、Amazonの格安オーボエを試してみるのはどうでしょうか。
(それでも高いけれど)

えっ、高い?
はい、私もそう思います。
お試しするには高いような。
私も、カゴに入れては、削除してしまっている今日この頃です。

楽器の役割は、それぞれ違いがあります。
でも、その楽器の練習を重ねることによって、演奏を楽しむことは、メロディでも伴奏であっても一緒だと思っています。
悦に浸れるのは、メロディかもしれません。
目立ちますし。

そう、メロディ楽器が好きな人は、きっと目立ちたい人だと思います!!
オーボエもそうに違いない!

最後まで、読んでいただき、ありがとうございました。

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