sponsored links

12月11日、名古屋駅で、新幹線のぞみ34号K5編成の台車に亀裂が見つかり、運休となりました。
テレビやインターネットを見ると、名古屋駅に立ち往生している車両の様子を見ることができます。
この亀裂は、国交省より重大インシデントと認定されてしまいました。
乗っていた人は、後から話を聞いて、びっくりしたことでしょう。

後日、19日にJR西日本が記者会見を開き、亀裂の状況について、具体的な説明がありました。
また、画像も公開されました。

新幹線が、止まっているということは、ホームがひとつまるまる使えないことを意味します。
名古屋駅は、14、15番ホームを使っていますが、予定では、15日までは14番線ホームは使えないようです。

こんな動画がありました。
1つのホームで新幹線をさばくのは、考えただけで恐ろしいです。

私は、新幹線に月1程度で乗るのですが、台車って一体どこのことを指しているのか、ニュースを見聞きしてもさっぱりわかりませんでした。
車内か、先頭車両の顔?と、どこ行きかぐらいしか見ないので。

そんな私のような人に、新幹線の台車って、どういうものなのかご案内します。

それではどうぞ。

新幹線とは

「新幹線とはその主たる区間を時速200km以上で走行できる幹線鉄道である」と全国新幹線鉄道整備法では定義しています。
要するに、時速200km以上で走る高速鉄道ですね。
1964年(昭和39年)10月1日開業しました。当時は、民営ではなく国営鉄道でした。

運用路線

東京駅〜新大阪駅間の東海道新幹線、後に、山陽・東北・上越の各新幹線が開業しました。
民営化し、JRとなった後も、従来のJR線(在来線)と新幹線とで直通運転を行うミニ新幹線として山形・秋田の2路線が開業しました。
本来の新幹線規格(フル規格)でも北海道・北陸・九州(鹿児島ルート)の3路線が開業しています。
新幹線はの全国的に拡大されています。
現在も北海道・北陸・中央・九州(長崎ルート)の各新幹線が建設中です。

2016年現在、フル規格は7路線(合計2,765 km)
ミニ新幹線2は路線(合計276 km)が営業中です。

年間の利用人数は4億人近い数を誇ります。

東海道山陽新幹線の種類は?

のぞみ、ひかり、こだまです。
のぞみは、博多、小倉、広島、岡山、新神戸、新大阪、京都、名古屋、新横浜、品川に停車します。
ひかりは、のぞみが停車する駅と静岡、浜松、岐阜羽島、米原、西明石、三原に停車します。
こだまは全ての駅に停車します。
駅の数は全部で35駅です。

車両数は、全部で約4800あるとのことです。

運賃

新幹線の運賃は、運賃と、特急料金に分かれています。
座席の種類が、自由席、指定席、グリーン席に分かれています。

閑散期、繁忙期によって、指定席の料金は少し変化があります。
グリーン席は、グリーン料金なるものが加算されます。

shinkansen_ryoukin

新大阪〜東京間で、14,450円。
便利ではありますが、決して安くはないこの値段。
私は、新幹線をよく使うので、改めて値段を見て、移動って時間を買っているんだなあとしみじみしてしまいました。

ちなみに、グリーン車利用ですと、19,230円です。
乗ったことがありますが、快適です。5,000円プラスの価値は十分にあります。

新幹線の車両は、のぞみの指定席、自由席は、1列に2人、3人がけですが、
グリーンは、2人、2人がけです。
フットレスト、読書灯もあるので、だら〜っとできます。

どんな素材できているの?

外側の構体はアルミ合金製です。
川崎重工に素敵なページが。
http://www.khi.co.jp/rs/tech/aluminum_alloy/index.html

日本の素晴らしい技術が、組み込まれています。

台車は新日鉄住金製ですね。
http://www.nssmc.com/product/railway-automotive-machinery-parts/list/06.html

基本的にはアルミ鋳造部品が使われているようです。
変遷表を見つけました。
http://www.n-sharyo.co.jp/museum/tec-mechanism.html

今回、内装は割愛します。

台車そのものはこの動画を見るとよくわかります。

台車はどの位置にあるの?

N700系台車入れの動画を見つけました。
台車は、車両本体の下で、1車両に2つあります。

亀裂が入った場所は?原因は何?

今回亀裂が入った場所はここです。
個人的には、実際見てみたいですが、難しそうですね。

19日に記者会見があり、亀裂の画像が公開されました。

亀裂の長さはおよそ14センチに達し、あと3センチで破断するおそれがあったとのことです。
恐ろしいですね。脱線してもおかしくなかった状況ですね。

亀裂が入った原因は?

原因は、国交省の運輸安全委員会の調査待ちですが、推測としては、3つあります。

  • 推測3つ
    1. 金属が摩耗等の疲労により、台車枠に亀裂が入り、油漏れ等の発生
    2. ギアボックス内の破損によって、台車まで影響が及んだ
    3. 異物がギアボックスと台車に当たり損傷
  • どちらにして、原因を早く究明して欲しいですよね。
    安心して、乗りたいものです。

    今後車両はどうなるの?

    今後、台車に亀裂の生じた車両はどうなるか、JR東海より14日に、発表がありました。
    13号車はクレーンでつり上げ、台車部分を交換するとのことです。
    復旧は16日以降の見通し。

    つまり、14番線ホームは、16日に復旧?なのでしょうか。

    15日未明に14~16号車を切り離し、約3キロ西の名古屋車両所へ牽引(けんいん)します。
    16日未明には13号車の車体と台車を切り離してクレーンで車体をつり上げ、亀裂の見つかった台車を別の台車に交換する。
    16日以降に1~13号車を名古屋車両所まで走らせるとのこと。

    1車両26トンある車両をクレーンで釣り上げるなんて、安全に気をつけていても、危険極まりないですね。
    個人的には、みたいですが。

    まとめ

    新幹線は、JRが原因の事故は今までないとされています。

    今年に入って、神戸製鋼の製品の品質改ざんがありました。
    もし、今回の台車の材料にもそういった関係性が見つかれば、大変なことですね。

    今また、台車に亀裂が見つかったことで、今までの検査体制が厳しくチェックされることは間違いないですね。

    JRを利用したことがない人はいないと思います。
    新幹線と在来線は、使用されている材料は違うかもしれませんが、同じ会社の製品であることも考えられます。
    早く、原因が解明されて欲しいものですね。

    参考になれば幸いです。

    sponsored links
    ブログランキングに参加しています。 バナーをポチっと応援していただけるとうれしいです♪
    人気ブログランキング