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法隆寺の南大門を通り抜けると、石畳の向こうに中門が見えます。
手前の階段は撮影スポットですが、平成28年1月中旬から、修理が始まりました
金剛力士像は養生のため、見えなくなり、足場が組まれ、近づけなくなりました。

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完全に見えないです・・・
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今年は、私は、毎週のように法隆寺にお参りしているので、少しずつ見えなくなっていく様子をみつつ、
(2月5日には何も見えなくなっていました)
3年後に綺麗になった様子を妄想しています♪

梅原猛さんの隠された十字架では、中門についていろいろ書かれていますが、
今回は、中門そのものについてご案内しようと思います。

え?私が、どう思っているか?ですか?
鎮魂のお寺だとは思いたくないな~というのが正直なところでしょうか。。

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いつ建てられたの?国宝なの?

法隆寺の中門は、国宝です。

和銅4年(711)以前に建てられたと考えられており、何回かの修理をへて、最後は明治36年(1903)に修理が行われました。
100年以上修理が行われていなかったんですね。

飛鳥時代の建築で、幅は四間、2つの戸があり、二重の門です。
幅約12メートル、奥行き約8メートル、高さ約14メートル。
入母屋造りで、本瓦葺きです。
2階建てですが、2階にはあがれませんよ。

中門は金堂や五重塔に通じている門です。
法隆寺は、北から南に勾配があるので、南大門から入ると、中門を少し低い位置から見ることになります。

特徴は?

古代ローマ建築に通じている、真ん中にふくらみのある、エンタシスの柱が、一番に目に入ってくるでしょう。
中央の1本は、いろんな話題を提供してきました。
飛鳥時代の建築様式の特徴である、雲形の斗栱(ときょう)、2階の卍崩しの欄干(らんかん)、人形形の割束(わりづか)なども見ることができます。
柱は遠くから見ると、ほんとにふくらみあるの?といった感じがしますが、近づいてみると、圧倒されます。

中門には何があるの?

金剛力士像が左右にいらっしゃいます。仁王像ともいいます。

こちらは重要文化財です。高さは約3メートル。大きいですよね。

右側に口を開いた姿の阿形(あぎょう)、左側に口をとじた吽形(うんぎょう)が、私達を見下ろしています。

この像は日本に残っている金剛力士像では最古です。
阿形は少しわかりにくいですが、赤く塗られており、塑造、吽形は16世紀に大修理されて、顔以外は木造です。
仁王様といえば、東大寺の南大門の仁王像がうかびますが、飛鳥時代には中門に置かれるのが通常だったとのこと。
阿形(あぎょう)像
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吽形(うんぎょう)像
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門が開くことはあるの?

あります。大講堂や金堂で法要があるときは、僧侶の方々は、中門から出入りされるので、門が開きます。
一般の人は通過できません。
こんな感じです。

少し遠くからですが開いています。
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近づいてみました
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反対側から
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法要の時に、僧侶の方々の列になんとな~くついていっったら、一緒に通過できるのかな?とおもったりもするのですが、寺男さんに遮られるのがオチでしょう。

昭和の中頃までは、拝観の入口だったとのこと。
普段は、門の前にお賽銭箱があります。

平成28年1月中旬から、修理が始まりましたので、今後どうなるのかは、法要にお参りしたときに、確認しようと思っています。
今ですか?今は(2月5日現在)こんな感じ。

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近づいてみました。
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1月末頃
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足場の板も、足場を組むための鉄棒も新品!!
作業している方々の、靴とかはどうなのかしらと思う私は変な人です(笑)

まとめ

中門は、法隆寺の看板みたいなものだと私は勝手に思っています。

南大門から全体が見えるのは、中門だけ(その奥に五重塔と金堂があります)ですし、修理に入ったのはしょうがないですが、ちょっとさみしかったりもします。
遠方からお参りして、あれ?よく見かける景色はないのかな?と思われる方も多いんじゃないかなあと思うと、早く修理終われ~と思います。

個人的には、門の入り口にかかっている、幔幕はどうなったのかな~と思っています。保存されて、修理が終わったら、再利用?
新調するに違いないでしょうけど。

参考になれば、幸いです。

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