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お子さんが中学校に入学して、吹奏楽部に入ったものの、
楽器を購入するという噂に辟易して、
お子さんに楽器は買えないからね!
と言ってしまった、お母さまいらっしゃるのではないでしょうか?

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買わなくてもいい楽器ありマス。
それは、大型楽器や高価な楽器です。
チューバや、コントラバス、打楽器、
オーボエなども学校の備品として扱われているのではないでしょうか?

すでに、楽器が決定して、コントラバスになったというお子さんも
いらっしゃるかもしれませんね。
弦楽器はなじみがないかもしれませんが、
コントラバスは、吹奏楽という枠の中では、
吹奏楽では「弦ベ」、「弦バス」と略して呼ばれ、
中途半端な扱いを受けることがあります。
しかし、不必要ではなく、重要なパートです。
コントラバスは吹奏楽でなぜ必要なのか、紹介いたします。

役割は?

コントラバスは吹奏楽の中で、唯一の弦楽器です。
低音楽器に属し、チューバと音域はかなりかぶりますが、
役割は全く異なります
私はどちらの楽器の経験もあるのですが、
似ているようで、全く魅力が違います。
コントラバスは、チューバと同じ音、
または1オクターブ下の音を演奏することによって、
低音の表現の幅が広がります。
チューバとコントラバスの音がブレンドされて、
まろやかで深みのある低音が形成されます。
支えがしっかりすることによって、他楽器ののお子さん達が
吹きやすくなります。
すごいと思われませんか?
全体に多大なる影響をあたえられ、そして、全体を見渡す?
音程も非常に大切なので、聴く力が身につきます。

また、ピツィカート奏法、トレモロ奏法の音色、響きは、
吹奏楽の編成では、どの楽器にも真似できません。
これまた、多大なる影響が。

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特徴は?

縦に長いです。2M弱あります。

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重さは大きさの割に軽く、個体差はありますが、
10キロ前後です。
楽器の下には先がとがった、エンドピンがあり、
それを床に突き刺して演奏します。
ボウと呼ばれる、弓を使って、弓に松ヤニをつけ、
それぞれ違う音程で、調えられた弦を指で押さえ、
弓で弦をこすることによって、
音を出します

指で弦を押さえることによって、音程を合わせるので、
慣れるまでは、決まった場所(ポジションと言います)が
なかなか押さえられません。
地道な基礎練習が必要です。

形はバイオリンのようではありますが、
由来は全く違い、古楽器のヴィオローネから発祥しています。
中は空洞です。 楽器の向かって左側に魂柱という
支えになる棒が立てられています。
中学校ですとスズキという
日本のメーカーの20~30万円程度の楽器
備品として管理されていることが多いです。

種類は?

4弦と5弦のコントラバスがあります。
中学校の吹奏楽ではよほどのことがない限り
4弦しか扱われません。
弦は使用頻度によりますが、定期的な交換が必要です。

弓は馬のしっぽの毛が使われています。
フレンチ・ボウとジャーマン・ボウの2種類がありますが、
お子さんが手にするのは、ジャーマン・ボウだと思います。
弓の毛も、使用頻度によりますが、定期的な張り替えが必要です。

材質は、
表板が松、裏板と側板が楓で作られているものが
一般的です。
温度差、乾燥と湿気に弱いです。
筆者は一度だけ表板にヒビが入ってしまったことがあります。
修理には結構な金額が必要です。

どんな音?


とにかく、深みのある低い音です。
地味かもしれませんが、またそれも味があります。

吹奏楽ではありませんが、こんな演奏方法もあります。

どんな人が向いているの?

よく、「縁の下の力持ち」と低音は説明されますが、
目立たなくても、まじめに我慢強く、
コツコツと練習できるお子さんに
向いているのではないでしょうか?
あ、筆者は我慢強くないですが・・・。

まとめ

コントラバスは、弦楽器のため、
吹奏楽の中でも毛色が違う楽器です。
中学校の吹奏楽部の編成では
省かれることもあります。
それは、他の楽器と比較して、
人前で演奏できるレベルに、到達するまでに
時間がかかるためと私は思っています。
また、人数が、1学年1人程度であることも影響しています。
場合によっては、先輩がおらず、
教えてもらえる人がいない場合も、
残念ながらあります。
マイナスなことばかり連ねてしまいましたが、
だからこそ、必要な楽器だと私は思っています。
たった1本のコントラバスで、
編成全体の印象を変えることができます。

ご家族が、興味を持たれることによって、
お子さんの部活動がより楽しくなれば、いいですよね。

参考になれば幸いです。

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