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11月24日まで京都国立博物館で、「国宝 鳥獣戯画と高山寺」の展示が開催されていました。
2013年に完了した修理の完成記念とのことで、甲乙丙丁の四巻すべてが見ることができる!
ということで、来年、東京でも展示はあると聞いてはいましたが、ずっと気になっていたため、
なんとか最終日にもぐりこみました。当日の様子をご案内します。

「鳥獣戯画」(ちょうじゅうぎが)って何?

「鳥獣戯画」は正式な名称を、「鳥獣人物戯画」といい、
京都・栂尾の高山寺に伝えられた絵巻物です。
平安時代末から鎌倉時代にかけて制作され、全部で四巻あります。

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いざ京都へ

私は、大阪方面住まいなので13時半に京阪淀屋橋から電車、
京阪七条より歩いて10分弱で博物館へ。
紅葉の季節もあいまって、結構な人出です。

最近の博物館はtwitterで混雑状況が配信されています。
数日前から、いつ頃か混雑していないか確認しました。
今回の展示は、大人気で240分待ち、またはそれ以上という情報を仕入れていたので、
朝一で行くか、閉館間際に行くか迷っていました。
しかし、朝一は宿泊している人が、我こそは!と早めに行かれるようで、
昼前までずっと200分以上待ちとのことでした。
お昼過ぎが穴場ということだったのと、
最終日に近づくにつれ、少し客足も落ち着いてきたようでしたので、
14時ぐらいを目標に、博物館へ。

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チケットはクレジットカードでも購入できます。
もちろん、各種プレイガイドでも扱っています。
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便利な世の中になりましたよね。
入館まで40分+鳥獣戯画甲巻をみるための待ち時間が50分。

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実際の待ち時間は30分ずつ程度でした。

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待っている列にはテントがあり、そこに前期展示での
主な鳥獣戯画の拡大版が展示されていました。
ちょっと得した気分でした。もちろんすべて写真撮影。

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一部のみアップします。

近くに臨時のロッカーが設置されていました(お金が戻ってくるタイプ)。

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入場制限がかかっており、5分から10分に1度20人ずつ
展示会場に向かう状況でした。
15時ぐらいにやっと入館

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携帯電話の電源を切ること、毎回のことではありますが、
写真撮影は禁止とのアナウンスがあり、
入館してからは撮影はできませんでした。
520円で展示品の音声サービスがあり、佐々木蔵之介さんのナレーションとのことでした。
私は、この音声サービスが昔から好きになれず、使ったことがありません。
10年ぐらい前は800円でしたが、普及したためか、安くなりましたね。
食わず嫌いはよくないのかな。
今回はボーナストラックなるものもあったようです。

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展示館内へ

まず、Ⅰ 高山寺の開創 -華厳興隆の道場-
ということで、開創期の書物、絵画から始まり、
Ⅱ 明恵上人 -人と思想-
Ⅲ 高山寺の典籍 -写本・版本の収蔵-
までは鳥獣戯画以外の、展示でした。
すぐに鳥獣戯画だと拍子抜けした方もいらっしゃったみたいです。
あくまで、高山寺全体の歴史の中で鳥獣戯画を取り上げていましたので、
東京の展示も同じような内容になるのではないでしょうか。

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最初は、ゆっくり、Ⅰから見ようと思っていましたが、
とにかく人が多く、身動きもサッととれる状態ではありませんでした。
まずは、鳥獣戯画を見てからにしようと思い直し、
行列を求めて、人混みをかき分け、先へ。

Ⅳ 鳥獣人物戯画 -楽しさあふれる絵巻-
鳥獣戯画の展示前にスペースがあり、行列を整理するための
ポールがたくさんありました。
人は並んでおらず、待たなくていいのかしらと思いながら、
通過していたら、次の部屋に行列が!
結局30分ほど待ち、甲巻を見ました。

実物は当然ながら、ガラスケースの中でした。
拡大版がパネルになり、見せ所の動物や人は、
より拡大、わかりやすいように枠を色分けされていました。

乙巻、丙巻、丁巻は列を作らなくても良かったので、
実物はさっと見て、拡大されたものをじっくり見ました。

今回の展示は、2013年に完了した修理の完成記念でもあります。
保存修理の内容の説明がパネルに簡潔にまとめられており、興味深く見ました。
また、料紙剥ぎの作業の様子が3分の動画に納められており、
みんな見入っていました。

待ち時間が長いことを想定してか、ソファが転々とあり、
休憩スペースが多く感じられました。
とはいえ、ソファに座ると、100倍ぐらいに拡大された
鳥獣戯画の動物たちが目に入るようになっており、休憩中でも楽しめる
展示ディスプレイが施されていました。
また、図録も、かなりの場所においてありました。
見た直後に、展示を図録で確認できたなと後で思いました。
音声サービスがあれば、必要ないことかもしれませんね。
しかし、文字で確認すると安心する人もいらっしゃることと思います。

丁巻まで見た後、Ⅲの展示まで戻り、ゆっくりのんびり見ました。
私は普通の人より、かなり見るのが早いので、
待ち時間をのぞいて、だいたい1時間で見終わりました。
同行者は1時間半ぐらいかかっていたので、
展示会にたまに行く程度の方であれば、
1時間半程度で全部、見終わることができると思います。

ミュージアムショップ

展示会場案内を見る限り、販売スペースを確保するため
(より多く売るため?!)、展示スペースが1部屋つぶされていました。

ここ数年、どの展示会場でも、コラボグッズは増える一方です。
一番興味深かったのは、おたべとのコラボ八つ橋
買わなかったので、写真は撮りそびれました。

便利堂とのコラボで、かっちりしたつくりのブックカバー
Tシャツ、エコバッグは、もう定番ですね。
カンバッジ、がーぜてぬぐい、トランプは珍しいところでしょうか。
便せん、絵はがきも定番ですね。

私は、図録と、絵はがき3枚、手ぬぐいを買いました。
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図録は興味が無くても、手に取ったら買ってしまうであろう付録が!
なんと豆本つき。そして、動画が!

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最終日でしたので、完売の張り紙も多くありましたが、
買いたい物は買えたので、満足して、外へ。

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まだ、閉館まで少し時間があったので、並んでいる方々
いらっしゃいました。
横目に、夕焼けの写真を撮影して、知新館へ。
知新館のことは別の記事でご案内しますね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
人気の展示は、外で並ぶことがあるので、
行く前のリサーチは重要です。
最近はインターネットで混雑状況がタイムリーに確認できるので
都合がつくならば、あまり混まない時間帯を選んで行くことをおすすめします。
一般的には、平日の朝一、夕方16時以降はすいていることが多いです。
(今回は朝一から混んでいたようですが)

お目当ての展示がないこともありうるので、
前期後期での展示替えの内容は確認が大切です。

音声サービスは、好みもあると思いますが、
簡潔にわかりやすく展示を説明してもらえるのと、
繰り返し聞けるので、おすすめです。
(私は苦手ですが笑)

鳥獣戯画は、
来年の4月28日より東京国立博物館でも
鳥獣戯画 京都高山寺の至宝として特別展が開催予定です。
図録を見た限り、京都国立博物館とは別の冊子になりそうなので、
私は東京にも見に行ってしまうかもしれません。。。。

参考になりましたら幸いです。

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